グリップの握り方

アーチェリー のグリップの握り方はどのようにしていますか?
グリップは弓の中心部分のハンドルを握る動作になり、グリップの握り方や位置で、引き尺や射型まで変わってしまうので、毎回同じにすることは、シューティングの安定に繋がりますね。

 

 

理想は押し手に余分な力が入らず、リラックスした状態を維持するのが良いと言われています。
そして、グリップの握り方は、手のひらが当たる位置によって、ミディアム、ライト、パワーの3つの種類に大きく分けられます。

 

 

ミディアムグリップの握り方は、初心者に適しており、弓と手の甲で出来る手首の角度はおよそ45度に保ち、親指の付け根から人差し指までがグリップに当たる部分になります。
手首への負担もあまりなく、接触する面積もある程度あるので、比較的に安定させやすいのです。

 

 

ライトは、手首の角度は約60度を保ち、手首の入りが浅く、グリップに接する手のひらの面積が小さくなることから、安定性が悪く、手の負担も大きくなります。

 

 

パワーグリップは、手首の角度は約30度で手の力の弱い人に向いており、手首の入りが深く、グリップに接する手のひらの面積が大きくなるので、手首の負担が軽く安定しやすいでしょう。
ですが、弦と押し手が近くなるので、それだけ射形などの調整力も必要になってきますし、手首の入りが深くなり過ぎると、弦がアームガードに当たりやすくなるので注意しましょう。

 

 

また、グリップはシューティングの際に汗などで人差し指の方にずれてしまうことがあり、そのような場合はグリップテープである程度滑らないようにすることが出来ます。
滑りやすいと感じたらテニス用のを捲くと良いですね。

 

 

いずれにしても、色々試してみて、自分に合った一番安定するグリップの握り方をみつけましょう。
なお、グリップを押す際に最も重要なことは、的に対して真っ直ぐに押すことです。ですが、人間の胸の面が少々開いているため、手首の使い方に工夫が必要です。

 

この元・慶應義塾大学洋弓部監督 佐藤達也監修のアーチェリー上達革命DVDでは、的に対して押している3種のパターンを、トップ選手の良い例を含め静止画も使いながら初心者でも分かりやすいように解説してあります。
更にグリップを押す高さや指の角度や、より習得してほしいグリップの押し方で、ピボットポイントについて学べるので、しっかり取り組めば、その後の上達に大きく差がでるでしょう。

 

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