クリッカーをつけるタイミング
アーチエリーをやっている人なら誰しも的中率を上げたいと思っているはず。
そこで便利なパーツがクリッカー。
クリッカーとは、ハンドルに装着する薄い金属製の道具で、クリッカーとハンドルで矢を挟み込むようにすることで、矢を引いたときに、引き尺の位置で音や振動の合図が選手に伝わります。
また、クリッカーがあると早気を抑える効果もありますね。
早く矢を射たいという高ぶる気持ちから、弓を引き切る前にリリースしてしまうことが早気ですが、クリッカーがあるとこの早気をなくすことができます。
このようにクリッカーは引き尺を一定にすることが出来る便利なパーツなので、なるべく早くつけたいと思うことでしょう。
ですが、クリッカーはつけるタイミングが重要です。
何故なら、焦ってクリッカーを装着するとフォームが大きく崩れることがあるからです。
フォームができていない状態でクリッカーをつけるとリリースのタイミングがわからなくなって、フォームがてんでダメになってしまう恐れがあります。
クリッカーをつけると、矢尺が変えられなくなってしまうので、自分の引き尺が定まっていないとつけることが出来ません。
その為、フォームが定まっていることが前提条件です。
目安としては、初心者なら毎日練習して半年くらい経って、フォームがある程度安定し、男子が34ポンド、女子が30ポンド前後くらいの弓の強さに慣れたころあたり。
なので、中級者にステップアップしたレベルでつけるということですね。初心者はまずは、しっかり自分のフォームを確立させることが大事です。
とは言え、練習やトレーニングも自分の感覚だけでは限界があります。
そこで、より早く上達したいなら、お手本となる本当に良いフォームやコツ、練習方法などを見て学ぶことです。
自分が気づかなかった点を指摘してもらえると、さらにレベルアップにつながる可能性も高りますし、効率的だからです。
今はコロナで思うように練習できなかったりすることもあるはずなので、そうした時こそ上達するチャンスと捉えて、結果を出している一流指導者のアドバイスを参考にすると、自分の欠点など色々な気づきもある筈です。