アーチェリーは背中で引く

背中の筋肉を使って引いていますか?
アーチェリーは背中の筋肉で引くことが大切と言われ、指先や手首だけで行うフルドローでは、怪我などの原因にもなってしまいますね。

 

 

その為、手首や指先、グリップはできるだけリラックスさせた状態で、背中から首にかけての筋肉を意識しつつ、引き手の肘を体の後ろに引いていきましょう。
また、押し手は弓を押し、引き手は弦を引くという2つの動作をフルドローで行うようになりますが、力は左右均等にすることが大切です。

 

 

それには、右手が利き手なら、力が強い右手を3にして、弱い左手を7というバランスで弾くようにすると左右で均等の力加減になりやすいです。

 

 

また、中・上級者に比較的良く見られるのが、体が前に傾くことです。そのようになるのは押し手の力が強い為に起こりやすいので、両腕の力の配分を押し手4に対して引き手を6くらいの意識を持って行うと上手くいきやすいでしょう。

 

 

逆に初心者の場合は、背中が反ってしまうことが多いですね。人間は、背中より胸の筋肉が発達しているからです。その為、弓のポンドを下げたり、肩甲骨同士がくっつかないように意識することです。左右に開くように伸びあうと考えるのが良いかもしれませんね。

 

 

フルドローにおいて、アンカーリング、エイミング(狙い)などが出来て、より良い離れをするのが伸び合いで、この4〜5秒の準備しだいで的中の良し悪しが決まってしまいます。
1〜2秒のリリースは早気になりやすいので、初心者は決して早く離さないように心掛けることが大切です。

 

 

そして、トップアチャーはリリース時に静止しているように見えますが、わずかに伸び合いクリッカーを切るので、背中の筋肉ををしっかり使っています。もし、これが止まってしまえば、弓の反発力に負けてしまい、矢尺は縮んでしまいます。

 

 

ですが、初心者の場合は腕や手先の筋肉ばかりを使ってしまいがちです。ただ、この背中の筋肉の使い方も全員同じという訳ではないので、上級者やり方などを見て、自分にあった背中の動きを研究すると良いでしょう。

 

 

なお、引きながら離す人もいますが、これは本当の伸び合いではなく、手先の力を使った引き離しと言われる悪いリリースです。伸び合いでは決して止まらず、弓はノンストップです。

 

この元・慶應義塾大学洋弓部監督 佐藤達也監修のアーチェリー上達革命DVDでは、射形を修正する上で非常に有効なトップアーチャーも行う近射の練習方法、肩周りのストレッチ、体の面と真っ直ぐにして行う押し手のトレーニングなども紹介してあります。

普段の練習に取り入れれば、今より各段にスコアもアップすることでしょう。

 

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